十字路(クロスロード)

人生における十字路はいつ通る時期がやってくるのだろうか
私は四方に延々と伸びる道路の中心に立ち、進むべき道を考える
行き先を示すものは何もない
しかし決断を下さねばならない
今後の人生はこの地平線の彼方に存在するのだ
何があるのかはわからない
希望や絶望、生と死、快楽と苦痛
互いに対をなす言葉が頭を過ぎる
この程度のことに左右されて下すような決断じゃないと思ったその時ある考えが思いつく
十字路なんて何度も通ってきたじゃないか
これまでだって思い悩む決断を下す時は必ず私は十字路の中心に立っていた
これからも幾度となくこの状況に立たされることがあるだろう
しかし悩まずに決断の一歩を踏み出したい
その一歩がない限り何も見えてこないのだから