Chaser

eckstein2007-02-05

動きもしないゲームを待っていても仕方がないのでChaser(チェイサー)というFPSの2周目始めました。
AvPに関しては調査しつつ善処してみることにします。
インプレスダイレクトというサイトで999円で投売りされていたチェイサー日本語版。
FPS、奥深いストーリー、日本語版…etc、数多くのキーワードが頭の中を駆け巡り、即購入。
案の定、中途半端な面白さでしばらくの間楽しまさせていただいた。


チェイサー・・・それはこの世に星の数だけ存在するB級ゲームの一つ。
安っぽいストーリー
安易な設定
理不尽なシステム
これらの条件を見事にクリアしたものにだけ与えられる称号。
まずパッケージ裏の謳い文句から「いかにも」という雰囲気を醸し出している。


徹底したアクション、
綿密な敵AI、最高峰のグラフィックと
最高峰の描画エンジンを搭載した
3Dガンシューティングが完成した。


クリアした今だから言えるけど、普通のアクションシューティングゲームでした。
既に旧式化してしまったグラフィック、優秀ではなくむしろ普通の敵AI、何がしたいのか良くわからないストーリー。
特に銃の音が安っぽい。おもちゃかと思った。
まあサウンドはいいですよ。そんなに気にしないから。
続いてグラフィック。まあ発売当初は綺麗な方だったかもしれないけど、今じゃお世辞にも綺麗とはいえない。
まあ軽いからサクサク動いてくれるから助かるんだけど。
それに面白いゲームならグラフィックは5年くらい前のものでも余裕でいける。
ただキャラクターのデザインはダメだと思った。
妙に肩幅広いし、メトロイドのサムスにそっくりな兵士とかスーパーアーマーとかいうゴテゴテの鎧着込んだ兵士の姿はダサすぎ。
そしてこのゲームの売りでもあるストーリー。
確かに「え、こいつが裏切るの?」っていう展開はあるが、なぜそうなるか動機もわからずに起こったり。
主人公も何を考えているのかわからない。
まあ基本的にろくなストーリー設定がされていないFPSの中ではまずまず健闘したほうですね。
それにしてもこれほど酷いバッドエンドはないね。
あとマルチプレイ。全然人がいなくて過疎もいいとこ。
それなのに最大128人のマルチプレイヤーモードって…。
そんなに対戦人数いないから。しかもマップ狭すぎだから。
開発者は何の目論見があってこんな無用の長物用意したの。
肝心のマルチプレイ自体も面白くない。
まあ、いろいろ書きたいことはあるけどそれは今後順を追って。
とりあえず評価しておくと
アクション B
サウンド C-
ストーリー C
総合 B
ってところですかね。
やっぱりB級にはBが似合う。
特に激しく劣っている部分はない。だからといって優れている部分があるわけでもない。
A級ゲームを目指してA級になりきれなかったゲーム。それがチェイサー。
そういう中途半端さが好きでたまらない。