戦艦 扶桑

eckstein2007-02-26

戦艦扶桑-大正6年に完成した軍艦。
通常日本の戦艦には国の名がつけられるが、この扶桑というのは日本の別名。それだけでも期待の高さが伺える。
当時は世界最大、最強の戦艦であった扶桑。
しかしジュットランド海戦により重大な欠点を暴露してしまい、近代化改装を実施。
それでも満足な艤装には満たず、結局第二次世界大戦に突入時には瀬戸内海で練習艦として残ることに。
やがて戦況が悪化し、扶桑にも出撃命令が下る。
運命の時は1944年10月25日、スリガオ海峡作戦。敵駆逐艦の魚雷2発が命中、さらに敵戦艦部隊による集中砲火を浴びて沈没。


というのが戦艦扶桑。
完成時には海軍期待のニューフェイス。しかし時間が経つにつれお荷物化。最後は猛撃に会い壮絶な最後。
波乱万丈の人生でした。
そんな扶桑の模型も初代キットはウォーターラインでも最悪の出来。
大和や長門(リニューアル)は完成度が高いのに扶桑だけなぜ30年も経つのにリニューアルされない!なんて嘆きが戦艦マニアからは聞こえてきました。
そしてついに今月リニューアルが発売。この時をどれだけ待ったか。
だって扶桑だよ、扶桑。
扶桑といったらマニアの間ではかなりのレア度だよ。
城を思わせる積み上げられた歪な艦橋、ここに惹かれるものがあるね。
この良さはアニメキャラには当てはまらない。エリートで外見も人気も高い、まさにアイドル的な長門タイプじゃない。
そういう長門にコンプレックスを抱くタイプ。
そんな扶桑が大好きでした。