ミュンヘンキャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのDVDを購入。
2作品とも監督がスピルバーグという偶然。
同じ監督とはいえ、作風がまったく異なるのはスピルバーグならでは。

ミュンヘン
1972年のミュンヘンオリンピック事件の首謀テログループ「黒い九月」へのイスラエル諜報機関モサドによる報復を描いたドキュメンタリータッチのサスペンス。過激な暴力シーンが多いのは「シンドラーのリスト」のように徹底したリアリズムを追及するが故だろう。
テロ首謀者達を一人づつ暗殺していくシーンは妨害されないのか、見つからないのか、爆弾はうまく作動するかと思って見ていたので緊張感があった。新ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグの好演も光る。


キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
実在する天才詐欺師を基にした話らしい。
詐欺師の少年役のディカプリオが小切手を偽造して機長、医者、弁護士に成りすます。
映画を見たりして雰囲気を出そうとするシーンがいい。
ミュンヘンのように重苦しい雰囲気はまったくなく、FBI捜査官役のトム・ハンクスとの軽快な追いかけっこが楽しめる。